病変部をよりはっきり映し出す、新しい発想の内視鏡システムをクリニックに導入しております。 それが、レーザー光源を搭載した次世代内視鏡システムです。
レーザー光源搭載の先進の内視鏡システム「LASEREO(レザリオ)」7000システム
がんなどの病変部の視認性を向上し、診断精度の向上をサポートしています。
白色光用レーザーで自然な色の画像をモニター上に再現することができ、狭帯域光用レーザーで粘膜表層の微細血管や微小な病変を観察するのに適しています。
正常な粘膜と炎症のある粘膜のわずかな色の違いを見分けやすくするため、赤味を帯びている色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように、色の拡張と縮小を同時に行います。
LASEREOシステムのレーザー光源装置は白色光用とBLI用の2つの波長のレーザーを搭載しています。
白色光用レーザーは、蛍光体を発光させて白色光照明を得るための励起光として使用します(波長幅は2nm、発振波長の個体差は440~460nmの範囲内)。 BLI用レーザーは血管・表面構造の情報を高コントラストな信号として取得するために使用します(波長幅は2nm、発振波長の個体差は400~420nmの範囲内)。 2種類のレーザーの発光強度比を変えることで、白色光観察と狭帯域光観察それぞれに適した光を照射し、画像処理との組合せによって4つの観察タイプを切替えて使用できます。
短波長狭帯域光観察BLIは、表層血管観察に適した短波長レーザー光を照射して得られる高コントラストな信号に画像処理を行うことによって、血管や表面構造の観察に適した画像を表示するものです。
発光強度で切り替えられる観察タイプ
2種類のレーザーの発光強度比を変えることで、白色光観察と狭帯域光観察それぞれに適した光を照射し、画像処理との組み合わせによって4つの観察タイプを切替えて使用できます。
白色光は従来システム(キセノン光源)と同等の色調です。FICEは分光画像処理により微細な色の変化を強調します。
中遠景迄の血管や表面構造を強調し、BLIよりも明るい画像が得られます。
レーザーによる短波光成分を増やし。粘膜表層の血管や構造の強調に適した画像を生成します。
■FICE観察
FICE観察は、分光画像処理により正常粘膜と病変の微細な色の変化を強調することで、構造や領域を明瞭にします。近接から遠景まで明るい画像で、拾い上げや病変部の観察を支援します。
LCI(Linked Color Imaging)特殊光色彩強調機能
短波長狭帯域光と白色光を同時に適切なバランスで照射することで、胃の粘膜表層血管や粘膜表層構造の情報と、通常の白色光観察で得られる情報を一度に取得します。
胃や食道の粘膜色のわずかな色の差を認識しやすくするために、赤味を帯びている色はより赤く、白っぽい色はより白くなるように、色の拡張と縮小を同時に行います。